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お店は昨日から営業している。
昨日は何組か、お客さんが来てくれたのでほっとした。
何しろ、10日も休んでいたのだから。
今日は昨日よりお客さんが少ないようだ。
一人の妙な男のお客さんが来た。
私を見て、「あなた、読心術があるでしょ?私の心のなかがわかりますか?」っていきなりいわれて、思わずきょとんとしてしまった。
その人から酒臭がしたので、きっとアルコール患者さんかな・・・なんて思っていたら、「あなたここのお店の場所を変えた方がいい。今年はだめだから、来年にしなさい。」と。
普通に受け流せばいいのだけれど、私はそういう性格じゃなくって。
「だめなんです。ここじゃないと。私はこういう路地裏でひっそりやっていた方がいいんです。あまり人前に出られなくって。。」と。
そうしたら、その人はしゃがみこんでしまった。
両耳を押さえて。
「う、うパニックになる~」と。
「大丈夫ですか?ここに座って深呼吸してください。」と椅子に座らせた。
「僕は、声が聞こえるんです。幻聴が酷いんです。」と。
しばらく、耳をふさいで、やっと落ち着いて私の顔をまじまじと見て、「やっぱりあなたは読心術を持ってますね?」って。
「いや、持ってないです。落ち着きましたか?」
「はい、落ち着きました。落ち着かせてくれたのは、先輩でしょ?」って。
「へっ先輩って・・・?」
「あなたですよ。」
「はぁ。。」
どうみても、私より年上の人に先輩呼ばわりされた。。
そして、「またここに来なさい、と言ってるから、また来ます。」といって、その人は深々とあたまを下げて帰った。
うーん・・・
その間、お客さんが来てくれていたけれど、妙な人がいると思ったのか、すぐに帰ったよ。。
その人の気持ち、わかるけどね。。きっと親切で言ってくれているんだろうけどね。。
酒臭いのは・・・ちょっとお断りだな。
店内に一気に酒の匂いが充満したからね。
でも、私と同じ心の病気を持つ人にしかわからない、辛さが感じられた。
きっと、普段から話し相手がいないんだろうな。
私もそうだけど。。
なんとなく、ウツになった。