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ヒナは場面緘黙症になって、もうすぐ9年位になります。
その間、ヒナは、保育園や幼稚園、小学校と家以外では話をしてません。
しかし、世間の場面緘黙症に対する認知度は低く、確かな治療法さえありません。
ヒナは今は友達が学校で一生懸命話す特訓をしてくれています。
やっと、口が開けれるようになったそうです。
でも、声をだすまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
ヒナの今の学年は、全体的に落ち着きがなく、友達間の争いも絶えないそうです。
ほんとややこしい6年生たちです。
親はもっとややこしいけど。
今日も家でヒナの友達と、別の友達が喧嘩。
あーあ、もうやだ。
またまた難しい壁にぶち当たりました。
ヒナが、石垣の中学に行きたくないと言い出したのです。
理由は、生徒数が多いこと。
石垣には人数の少ない中学もあるけど、街から離れるため、ガソリンがバカにならないのです。
今の小学校は各学年、2~3クラス。
それでも多いらしい。
理想は各学年1クラスの中学なんだって。
中学まで、あまり時間がない。
ヒナの学校の様子もあまり変わらずって感じだし。
どうすればよいか・・・
いろいろ考えているけど、考えれば考えるほどおかしくなりそう。
今は相談する人がいなくなってしまった。
中学はこの島を出るべきなのだろうか。
新しい環境に移った方が、ヒナのためになるのか。
それとも、石垣の中学に通わせる方がいいのか。
わからない。
この間、新しく出版された「場面緘黙Q&A」という本をアマゾンで購入した。
最近になって、場面緘黙の本が出版されることが多い。
で、この本は今までのどの本よりも、分かりやすく書かれている。
でも、ヒナの中学をどうするべきなのか、わからない。
間違った選択をしてしまうと、かえってヒナの症状が重くなるのだ。
「自然に治るだろう、という考えは最も危険です。」と書かれている。
ちゃんとした治療が必要だと。
どこに行けば、治療が受けられる?
少人数の中学はどこにある?
頭がいっぱいで、ほかの事は何も考えられないよ。
今、パニック状態です。。